ワンダークラスは9月から屋台経営プロジェクトに挑戦します。
自分たちで屋台を作り、仕入れから販売まで全てを行うことで、お金を稼ぐ体験に挑戦をしていきます。
そして、稼いだお金は2月に実施するオリジナル旅の資金にしていきます。
どれだけ稼げるかで、旅の資金が増えていくというプロジェクトです。
主な流れは以下の通りです。
9月:屋台販売の企画と計画
10月:試作品づくり
11月:屋台準備合宿&屋台販売本番
12月:決算とふり返り
1月:旅の企画と計画
2月:オリジナル旅へ行こう
3月:旅のまとめと報告会
9月から3月までを一つのプロジェクト型の冒険として取り組んでいきます。

9月は企画からスタートです。
ちなみにワンダークラスでは、毎回活動前に事前オンラインMTを実施しています。
活動に対して見通しをもち、主体的に考えていくための環境を整えていきます。
さて、教室に集まった子どもたち。
屋台販売に向けて、気持ちが高まっている様子が見えます。
まずは簡単に屋台についてのレクチャー。

「みんな『相場』っていう言葉を知っている?」
「え~、知らない。何それ」
「簡単に言うとね、何かが売られているときに、だいたいどのぐらいで売られているのかの目安って意味なんだ」
「この相場を知らずに売ってしまうと、どうなると思う?」
「高すぎて売れない」
「そうだよね。でも相場通りに売ればいいってことでもないんだ」
「え~どういうこと?」
「例えば、缶コーヒーを相場よりも高く売ろうとしたら、みんなはどうしたらいいと思う?」
「高級なものにする」
「いいね!他には?」
「う~ん、、、入れ物を綺麗にする?」
「そうそう。良い調子。そんな風に普段の値段よりも、何かを工夫して高くしていくことを『付加価値』をつけるっていうんだ。でも、これって物の『相場』を知らないと中々難しいよね」
「確かに」
「例えば、水のペットボトルっていくらぐらい?」
「え~、120円ぐらい?」
「いいね。じゃあ、この前りょうた先生は富士山に登ってきたんだけど、富士山の山頂での水の値段っていくらぐらいだと思う?」
「えー!200円ぐらい?」「300円ぐらいじゃない?」
「おお!いいね!実はね、、、だいたい600円ぐらいで売っていたよ」
「え~!高!」
「これも実は付加価値なんだ。富士山の山頂では、水は中々手に入らない。だから貴重な場所では、同じ物でも付加価値がついていく。みんなはどんな付加価値を作れるだろうね?」
こんな何気ないやり取りからスタートしていきます。
このワンダークラスの活動では、お金の稼ぎ方を教えようとしているわけではないんです。
あくまで自分たちで何かを創り上げていくことを大切にしていて、それを社会と繋がる形で創っていきたいと思った中で生まれていったのが、この屋台経営プロジェクトなのです。
だからこそ、まずは楽しく、たくさん失敗をしながら試行錯誤を繰り返していってもらえればと思っています。
まずは新しいチームになったメンバーを知るために、簡単なアクティビティに挑戦。
コミュニケーションを取るためのハードルを下げていきます。


そして、いよいよ企画が始まりました。
※ここまで思ったより長くなりましたね(笑)

・メニューは何にしようか?
・価格はいくらで売る?
・目標の利益はどのぐらい?
・そのためには何個ぐらい売ればいい?
「売上」-「経費」=「利益」
昨年度のデータを情報として伝え、そこから新しい気付きが生まれていきます。

面白いのが、2年目以降のメンバーの理解度がかなり高いことです。
昨年度はある意味ついていくだけだったメンバーが、2年目以降になると
「価格低すぎない?これだと売れても利益が出ないよね」
などと大真面目に話しているのです(笑)
人の体験って一度で学びになるものではなく、積み重ねていくことがいかに大切なのかを感じます。
教室の中で、これだけ数字の話が飛び交うのも珍しいですよね。
というか大人でも結構難しいことを、良くやっているな~と、自分で創っていながらに思います。
でも、こんな真剣勝負にこそ、面白さがありますよね。

さて、来月はいよいよ試作品づくり。
頭で考えていることと、実際にやってみることの違いにぶつかってもらえると嬉しいですね。
EDUCAMP 
