今月のワンダークラスでは、「屋台経営プロジェクトの決算」と「オリジナル旅の企画」に挑戦しました。
先月行った屋台経営プロジェクトは、最終的にどんな結果になったのか。子どもたち自身で計算を行いながら、最終的な決算を出していきます。
出納帳に記載した金額と、実際の手元の現金を数えていきます。お金が合わなかったら、どこでズレたのか確認しながら一つ一つ計算していきました。
最終的な結果はコチラ。
売上合計 | 経費合計 | 利益 | |
赤チーム | 12,750円 | 20,645円 | -7,895円 |
青チーム | 19,768円 | 12,968円 | 6,800円 |
緑チーム | 25,450円 | 14,761円 | 10,689円 |
最も売上、利益はあげたのは、緑チームとなりました。
実際の数字を出すことで、何が良かったのか、何が良くなかったのかをふり返っていきました。
「お金を使いすぎたなあ」
「チーズボールが良くなかった」
「売る場所をもっと考えれたら良かった」
自分たちの目標計画と実際の結果を見て、どんな違いがあったのか。何がズレていたのか、リアルな体験を踏まえて考える瞬間こそ、まさに学びの瞬間ですね。
残念ながら1チームは赤字となってしまいましたが、裏を返せば一番学びの多い体験をできたチームと言えるかもしれませんね。
何が良くなかったのか、どうしたらもっと利益を上げられたのかを、決算をしながら一番強く考えていっていました。
子どもたちにとっては、お金を稼ぐことが目標でしたが、プログラムの目的は、自分たちで話し合いながらお金を稼ぐ方法を考えること。
そういう視点で見ると、リアルな失敗体験を子どもの頃にできることってめちゃくちゃ価値があると思いませんか?
「悔しい!」「もっとできたのに!」「こういう工夫をすれば良かった!」と、実際の失敗体験を踏まえて、子どもたちの未来に向かう想いを育めていれば、この活動は成功だと思っています。
さて、屋台経営プロジェクトはこれにて一旦終了です!
これからは、、、
「オリジナル旅を企画しよう!!」
に移っていきます。
屋台経営プロジェクトで出た利益を使いながら、チームごとにオリジナルの旅を企画していきます。
予算の範囲内であれば、どこに行ってもOK!チームごとに全く別の場所に向かう、超自由な旅プロジェクトです。
旅のルールはこちら
- チームごとに旅のテーマを設定して企画すること
- 7:00~19:00で集合時間と解散時間を設定し計画を立てること
- 旅の予算は一人最大4000円+屋台販売の利益とすること
- チーム全員が無理なく、安全に楽しめる企画を行うこと。
これさえ満たしていればどんな旅でもOKです。
いざ、企画スタート!!
実際に話し合って旅を企画するのって結構難しいんですよね。
単純な多数決だけで決めていくと、可もなく不可もなくという意見に集約されがちなんです。
3チーム中、企画の完成までたどり着いたのは1チームでした。
赤チーム
テーマ:「幻のせんべいを見つけに行こう!」
行き先:奈良県
方法:高速バス(行き)・電車(帰り)
高速バスに乗って、日帰りで奈良県を観光するそうです。
なんともぶっ飛んだ企画を立てましたね(笑)
このチームは屋台の利益が出なかったので、4,000円で企画を行っていきました。
どれだけ奈良県を周れるか。
非常に楽しみですね!
他2チームは、時間内に企画がまとまらず、来月に持ち越しです。
以上、12月ワンダークラスの活動記録でした!