「のあそび冒険教室」
ワンダークラス10月活動
「屋台経営の準備をしよう」
いよいよ来月にせまった屋台経営キャンプ。本番に向けて、チームごとに準備をしていきました。
「販売するメニューは何にしよう?」
「価格はいくらにしようか?」
「材料は何にしよう?」
自分たちで自由に考えられる分、自分たちで考えなければならないことは凄く多い。
「うわ~!企画ってホント大変!」
「頭いたくなってきた!」
「ちょっとみんな集中力切れてきたから一回休憩しよ」
子どもたちにとって、ここまで企画に向き合うことって中々ないですからね(笑)
そして、この屋台販売を通して、子どもたちが目指すのは、自分たちで企画する旅の資金を稼ぐこと。だからしっかりと利益も出さなければなりません。
「これ、たません200円だと利益でないよ」
「たしかに、、、、どうする価格上げる?販売個数増やす?」
「えー、でも価格上げるとちょっと高くない?」
「見た目を綺麗にしようよ!やっぱりデザイン大事だから」
こんな会話を何気なく子どもたちがしていっています。
社会との繋がり、お金の学び、チームで創り出す学び、様々な学びが組み合わさったプロジェクト型のチャレンジです。
なんだかワクワクしませんか?
予定調和の一切ない、本気の実践の学びです。
「のあそび」で大切にしていることは『失敗』から『学び』を見つけること
だから大人が無理やり成功に導くことはありません。
ワンダークラスでの大人の役割は大きく2つ
・子どもたちがどこに向かって進んでいるのか目標を見失ったとき、一緒に目標を考えるサポートをすること
・チームがバラバラに進んでいるとき、同じ方向を向くためのサポートをすること
今回、活動中にある子に少しだけ問いかけました。
「みんながどうしようか?ってチームのことを考えているのに、僕は!僕は!って自分のことしか考えていないように感じるよ。ずっと自分が主語になっているね」
「自分のやりたいことがあるのは大事。でも、今みんなが考えているのは、チームの話じゃないかな?少しだけチームはどうしたらいいのか考えてみなよ。イメージわくかな?」
そう問いかけてみると、、、
「なるほど!!分かった!!」
と、何かを掴んだ表情に。
人との関わり方、チームとの関わり方、体験を通して学べることって本当に多いですね。
正直、屋台経営キャンプを実施しているものの、子どもたちの屋台が売れようが売れまいがどっちでもいいんです(笑)
子どもたちにとっては、旅の資金を稼ぐために一生懸命頑張っています。
でも本当に大事なのは、どうやったら人と一緒に作っていけるか、どうやったら自分の気持ちを伝えられるか。
そんな人生を豊かにするための学びの機会を創ること。
「冒険が人を育てる」