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ワンダー7月「チームでつくる2泊3日オリジナルキャンプ」

チームでつくる2泊3日オリジナルキャンプ ~「自分たちで創る」が形になった3日間~

「あれ?、これ買ったっけ?」

スーパーの売り場で、何度も買い物リストを見返す子どもたち。

「あ、玉ねぎ足りないかも。」
「薪の分のお金、残してある?」

普通であれば大人が確認してしまう場面でも、ワンダークラスの活動は違います。

ワンダークラスの2泊3日キャンプは、買い出しから子どもたちが主体です。

もし買い忘れがあれば、その食材はキャンプでは使えません。
薪を買う予算が足りなければ、火起こしに薪は使えません。

だからこそ、一つひとつの判断に責任があります。

でも、それが今回のキャンプの面白さでもありました。

キャンプは、1か月前から始まっていた

このキャンプは、当日から始まったわけではありません。

6月の活動では、2泊3日をどう過ごすのかをチームごとに話し合いました。

どんなご飯を作るのか。
必要な食材は何か。
持ち物は足りているか。
どんな遊びをするのか。
時間はどう使うのか。

一つずつ意見を出し合いながら、自分たちだけのキャンプを企画してきました。

だから当日は、「用意されたキャンプ」ではありません。

自分たちが考えたキャンプを、自分たちで実現する日だったのです。

電車に乗る時間も、学びの時間

買い出しを終えると、次はキャンプ場へ向かいます。

約2時間の移動。

もちろん、乗り換えも子どもたちだけで考えます。

「次は何番ホーム?」
「この電車で合ってる?」

少し迷う場面もありましたが、みんなで地図を見ながら確認し、一歩ずつ目的地へ。

便利な時代だからこそ、自分たちで考えながら目的地へたどり着く経験は、とても貴重な時間になりました。

「生活」を自分たちでつくる

キャンプ場へ到着すると、すぐに生活が始まります。

荷物の確認をして、テントの準備をしてから、夕食づくり。

薪も限られた予算の中で購入しているため、無駄にはできません。

火を起こし、調理をし、片付けをする。

誰かがやってくれる生活ではなく、自分たちで創る生活です。

思い通りにいかないこともありました。

予定より時間がかかったり、役割が偏ったり…。

それでも、そのたびに子どもたちは話し合いながら解決していきました。

一番印象に残った「ペアタイム」

今回、新しい取り組みとして行ったのが「ペアタイム」です。

スタッフと子どもが1対1で話をする時間。

活動のこと。
チームのこと。
今感じていること。

最初は、「少し話して終わるかな」と思っていました。

でも、予想は大きく外れました。

子どもたちは、本当にたくさんのことを考えていました。

「もっとみんな時間を気にして動いてほしい。」

「さっきの言葉、少し強かったかもしれない。」

「話し合いで本音を言ったから、みんなにどう思われているか不安。」

「ついていくだけになっているから、もう少し自分から動けるようになりたい。」

毎月一緒に活動している仲間だからこそ出てくる、本音。

スタッフも、「こんなに考えていたんだ」と驚かされる時間でした。

子どもたちの中では、私たちが想像している以上に、多くの葛藤や成長が積み重なっていたのです。

「完璧」ではなく、「自分たちのキャンプ」

2日目の夜はキャンプファイヤー。

進行も、ゲームも、すべて子どもたちが担当しました。

決して上手な進行ではありません。

説明が分かりづらい場面もあり、進行が止まることもありました。

でも、不思議と誰も文句を言いません。

「じゃあ次こうしよう。」
「大丈夫、大丈夫。」

そんな言葉が自然と飛び交います。

誰かが評価される場ではなく、みんなで創る場になっていました。

その姿を見ながら、

「こんなに話し合いながら、一つのものを創る経験って、普段はなかなかないよな。」

そんなことを感じていました。

積み重ねが、人を変えていく

今回のキャンプを通して、改めて感じたことがあります。

子どもの成長は、一日で大きく変わるものではありません。

毎月の活動で少しずつ経験を積み重ねる。

失敗する。

話し合う。

また挑戦する。

その繰り返しがあるからこそ、この3日間の姿につながっていました。

今、この瞬間にできなくてもいい。

その経験は、必ず次につながっています。

子どもたちが話し合い、悩み、挑戦しながら創り上げた2泊3日。

私たちスタッフにとっても、「子どもは自分たちの力で成長していく」ということを改めて実感できた、忘れられないキャンプになりました。