屋台の「その後」にこそ、本当の学びがある。
― ワンダークラス 決算報告会 ―
先日、子どもたちが本気で取り組んだ
**「屋台経営プロジェクト」**の締めくくりとして、
今回は 決算報告会 を行いました。
屋台販売が終わったあとの教室。
そこに広がっていたのは、お祭りのようなにぎやかさとはまったく違う、
静かで、そしてとても真剣な空気でした。

「どれだけ売れたんだろう?」
まず子どもたちが向き合ったのは、
売り上げ・原価・利益という“三つの数字”。
自分たちが売った商品の数、
仕入れにいくら使ったのか、
そして、いくら手元に残ったのか。
全てメニューごとに数字を出していきます。
「え、こんなに売れてたの!?」
「思ったより材料費かかってた…」
「え、めっちゃ利益出てるじゃん!」
計算が進むたびに、教室のあちこちから
驚きや喜び、そしてちょっとした悔しさの声があがります。
教科書の中の「お金」ではなく、
自分たちが実際に動かした“リアルなお金”。
だからこそ、数字一つひとつの重みがまったく違います。

決算は、反省会ではなく「成長会」
次に行ったのが、チームごとの決算報告会。
ここでは、ただ「いくら儲かったか」を確認するだけではありません。
- 何がうまくいったのか
- どこがうまくいかなかったのか
- 次にやるなら、どう変えるか
そんな問いをもとに、
子どもたちは自分たちの言葉で振り返りをしていきます。
「材料、ちょっと多く買いすぎたと思う」
「メインの商品、真ん中に置いた方が目立ったかも」
「呼び込みの声が小さかった気がする」
どれも正解のない問い。
でも、**“やってみたからこそ出てきた本物の気づき”**ばかりでした。


私たちが大切にしている「言語化」という学び
この時間で、私たちが一番大切にしているのが
**「言語化すること」**です。
ただ
「儲かった」「楽しかった」で終わらせない。
「なぜそうなったのか?」
を、自分の言葉で説明してみる。
数字と向き合い、
行動を振り返り、
考えを言葉にする。
この一連のプロセスこそが、
将来、生きた力、考える力として積み重なっていく学びだと考えています。
そして、学びは次の「冒険」へ
決算報告会が終わったあと、
教室の空気は再び少しワクワクしたものに変わりました。
次は、いよいよ 2月の旅プロジェクト へ。
今回の旅のテーマは、
「問い」からはじまる旅。
「日本一の○○ってどこにあるんだろう?」
「本当に温泉に入ると、疲れって取れるのかな?」
正解は、まだ誰にもわかりません。
でも、だからこそ面白い。
子どもたちはチームごとに、
地図を広げ、意見を出し合いながら、
少しずつ“自分たちだけの旅”を描き始めています。

結果よりも、「その過程」にこそ価値がある
屋台をやって、
お金を計算して、
反省して、
次の旅へ向かっていく。
この一つひとつの経験の中で、
子どもたちは確実に、
- 考える力
- 伝える力
- 失敗から学ぶ力
- 仲間と創る力
を積み上げていっています。
派手さはなくても、
静かで、確かな成長がそこにあります。
次回はいよいよ、
1日かけて旅の計画づくり。
どんなルートを選び、
どんな出会いがあり、
どんな「問いの答え」に出会うのか。
また次の冒険が、とても楽しみですね。
EDUCAMP 
