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ステップ(シロクマ)8月「夏の海遊び合宿🌊」

8月の、のあそび冒険教室ステップクラスでは、1泊2日の「海遊び合宿」に挑戦しました。普段の活動とは違う非日常の環境で、子どもたちは何を感じ、何を学んだのでしょうか。今回はその2日間の様子をたっぷりとお届けします。

バスに乗り込み、海の見える宿泊所へ向けて出発。窓の外の景色が移り変わるにつれて、子どもたちの気持ちもどんどん高まっていきます。

宿泊所に到着した子どもたちを待っていたのは、まず自分たちの手で行う部屋づくりです。ベッドのシーツ整えも、もちろん自分たちで。慣れない手つきで四苦八苦しながらも、「こっちを先に留めた方がいいよ」「手伝おうか?」と、自然に声を掛け合う姿が見られました。

合宿では、こうした一つひとつの小さな「自分でやる」の積み重ねから始まります。誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分たちの生活は自分たちでつくる——その意識が、この後の活動すべてのベースになっていきます。

9月の計画づくりも、自分たちの手で

続いて取り組んだのは、9月の活動スケジュールの企画。9月は、グループごとに電車を使って自由にお出かけする予定です。

「どこに行きたい?」「どうやって行く?」「タイムスケジュールは?」

子どもたちだけで話し合いながら、行き先も、交通手段も、時間の使い方も、イチから自分たちで計画していきます。地図を広げて路線を確認したり、乗り換えの時間を計算したり、予算内でどこまで楽しめるかを相談したり——大人が答えを教えるのではなく、あくまで子どもたち自身が考え、決めていくプロセスを大切にしています。

意見がぶつかることもあれば、思いがけないアイデアが飛び出すこともあります。こうした「自分たちで決める」経験の一つひとつが、9月の本番へとつながっていきます。

カレーライスづくりで直面した、火起こしの壁

この日のメインイベントは、カレーライスづくり。野菜を切るところから、火を起こし、飯盒でご飯を炊き上げるところまで、すべて子どもたちの手で行います。中でも大きな山場となったのが「火起こし」でした。

マッチ、そして薪を頼りに、火をおこしていきます。スムーズに火がつくグループがある一方で、なかなか火が起きずに苦戦するグループも。周りのグループから美味しそうな匂いが漂い始めても、自分たちの薪はなかなか燃え上がってくれません。

「どうしよう、、、全然火が起きない」 「もっと葉っぱを拾ってみようよ!」 「薪の組み方が良くないんじゃない?」

何度も試行錯誤を重ねても、火はなかなかつきません。乾いた葉っぱを探しに走り回ったり、薪の組み方を一から見直したり、あの手この手を試しても、思うようにいかない時間が続きます。

「時間が無くなっていくよね。みんなはどうしたら良いと思う?」というスタッフの問いかけに、子どもたちは真剣に考え込みます。それでもすぐには答えが見つからず、悔しさから涙がこぼれる場面もありました。

自分たちの力だけでやり遂げたい——そんな思いを抱えながらも、子どもたちは最終的に、勇気を出して他のグループに力を借りることを選びました。

プライドや悔しさを飲み込んで「助けてほしい」と声を上げること。それは、決して簡単な決断ではありません。それでもみんなで相談し、助けを求めるという選択ができたことは、火をおこすこと以上に大きな意味を持つ経験だったのではないでしょうか。

失敗を恐れず挑戦し、うまくいかない時には仲間と考え、時には人に頼る。こうして試行錯誤しながら考え続ける時間こそが、何よりの「冒険」なのだと、私たちは考えています。

苦労の末に炊き上がったカレーライスの味は、きっと格別だったはずです。そして夜は、みんなでキャンプファイヤー。パチパチと燃える大きな火を囲みながら、昼間の疲れも忘れて、賑やかで温かいひとときを過ごしました。

大きな火を囲んでキャンプファイヤー

そして日が暮れる頃、この日最後のプログラム、キャンプファイヤーの時間がやってきました。パチパチと薪がはぜる音、夜空に舞い上がる火の粉、そしてゆらゆらと揺れる炎——普段の生活ではなかなか味わえない光景に、子どもたちの表情も自然とやわらいでいきます。

大きな火を囲んで、みんなで歌ったり、笑い合ったり、たくさんのレクリエーションを楽しみました。火起こしに苦戦し、涙を流した子も、この頃にはすっかり笑顔を取り戻していました。悔しさも、頑張りも、みんなで分かち合った経験があったからこそ、この夜の時間は一層特別なものになったのだと思います。

炎を見つめながら過ごす静かなひとときは、子どもたちにとって、一日の興奮を落ち着けながら仲間との絆を深める、かけがえのない時間になったことでしょう。

二日目は、待ちに待った海あそび

二日目は朝から海遊び。前日の火起こしとはまた違った、開放感あふれる時間の始まりです。待ちに待った海あそびに、子どもたちは大興奮。波に合わせて海にジャンプしたり、プカプカと浮かんだり、砂浜を駆け回ったりと、トコトン海を楽しみました。

昨日は涙を流しながら火と向き合っていた子どもたちが、今日は満面の笑みで波と戯れる。その振れ幅の大きさこそが、この合宿ならではの経験だったのかもしれません。

笑いあり、涙あり、冒険ありの、最高の2日間になったのではないでしょうか。部屋づくりから始まり、9月の計画、火起こしでの葛藤、そして海での解放感まで——密度の濃い2日間を通して、子どもたちはまた一つ、大きく成長してくれたことと思います。

冒険が人を育てる。


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