ペンギンクラス7月は「日間賀島で海遊び」の予定でしたが、
雨天のため活動を変更し、「地下鉄を使って名古屋の街探検」を実施いたしました。
1日乗車券を使って、名古屋の街へグループごとにプチ電車旅へ行きました。
「行き先は、1日乗車券でいけるところは自由!」
「さあ、みんなはどこに行く??」
そんなところからスタートしたプログラム。
早速、グループで今日のスケジュールをある程度話し合い、出発。
「名古屋城に行きたいな!」
「科学館にも行きたい!」

と、目的地をいろいろ挙げながら考えるグループ」
「食べ歩きがしたい!」
「魚釣りがしたい!」
と、やりたいことを挙げながら考えるグループ。
様々で見ていて面白かったです。

学校の修学旅行などであればすでに行き先が決まっており、その流れで進んでいきますが、今回の行き先や何をするのかを考えるのは自分達。
自分達で旅を作れるって良いですよね。
実現できる活動の幅が広がります。

ただ、決まってないからこそ難しいところでもあります。
「意見がバラバラでまとまらない。」
ということが起こってきます。
だからこそ、みんなで話し合う。
自分達で決めれるからこそ、自分のやってみたいことをみんなに伝えたり、他の友達の意見を聞いたり、そして掛け合わせたりと。

今回のプログラムでは、プチ電車旅を通して、「グループで話し合い、納得しながら決めていくこと」を大事にしていました。
みんなで進んでいくためにどうしていったら良いのか。
もっとこうしたらより面白くなるのではないか。

というきっかけを作り、活動していました。
子どもたちが主体的になって考えていたのではないかと思います。

結果、名古屋城や科学館、商店街、フルーツパークなどに行っていました。

名古屋の街を電車やバスを使って思う存分楽しんでいる様子でした!

今回の活動では、「どこに行った」ということが重要なのではなく
「自分達で決めて選んだ」
そこにたどり着くまでのプロセスが大事だと思っています。
途中の様子を見ていたのですが、1人1人が意見を出し合いながら決めていました。

「ここにもいきたいから〇〇時ぐらいまではこっちに行って、〇〇時になったらこっちへ行こう!」
と、みんなでより良くなるように決めて行っていました。
あるグループは、乗る予定だったバスに乗り遅れたらしくスタッフから電話がありました。
電話に、出てみると
「アーサー。帰りのバスに乗り遅れちゃった。」
「地下鉄じゃないんだけど、JRの電車に乗ったら間に合うんだけど、それに乗って帰ってきても良い?」
と、グループの子が自分達で考えたことを伝えてくれました。
話を聞いていくと遊びに夢中になり、乗り遅れた様子でした。
乗り遅れるまでは、あまり自分達で時間のことを気にしていなかったようなのですが、遅れてしまってからグループでどうしたら良いかをみんなで真剣に話し合ったそうです。
そこから、グループでなんとかしようと団結していったそうです。
EDUCAMPの活動では、失敗や困難をどう乗り越えていけるか。
子どもたちが自分達で考えることを大事にしています。
バスに乗り遅れてしまったという事実を、どうしたら良いかをみんなで考え、僕に話してくれました。
そのグループは、自分達のお小遣いから電車代を払って無事に駅まで帰ってくることができました。
失敗をみんなで乗り越える良い経験になったのではないかと思います。
そして、そのことを自分達で伝えてくれたことに素晴らしいなと感じました。
ミスや失敗をした時に、誰かのせいにしたり誰かに解決してほしいという気持ちは出てくると思います。
でも、そのグループの子たちは自分達で考え行動していました。
皆、ナイスチャレンジでした!

他のグループにもいろんなドラマがあったかもしれません。
いろんな失敗を経験しながら強く成長していってほしいなと思います!
次回は、テントキャンプ。
グループアクティビティや野外炊事、キャンプファイアー、テント泊、9月の電車旅計画立てなど盛りだくさん!
次回の活動も楽しみにしております!
アーサー