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ワンダー1月「旅の企画&名古屋散策」

ワンダークラス1月活動
「オリジナル旅の企画&名古屋の街探検」

1月のワンダークラスは、チームごとに別行動となりました。

緑・青チームは、引き続きオリジナル旅の企画を実施。

赤チームは、先月企画が終わったので、今月は名古屋の街探検に出かけました。

計画していたプラネタリウムも観ることができ、来月の高速バスの予約も無事に取れました。

また、来月の高速バスの出発場所を下見し、翌月の準備もバッチリですね✨

大人が無理やり成功させるのではなく、子どもたちが自分たちで考えて創るからこその「本物の失敗体験」を大切にしています。

だから勿論、施設の予約から、バスの予約から、全て子どもたちがしていきます。

そして、旅の企画も、オリジナルの旅も、実際のところどんな形になろうと良いと思っています。

全部、あくまで手段なのです。一番大切にしているのは、子どもたちが「社会で自分らしく生きるための力」を身に着けること。

全ての活動は、そのための考え方や、人との関わり方を学ぶための機会として捉えています。

今回もこんな場面がありました。

子ども同士で話し合いをしていたとき

「俺は偏差値◯◯だぞ」
そう自慢をしている子がいたんです。子ども同士の揉め事自体は、関わり方を学ぶためのチャンスだと思っているので、見守っているのですが、人との関わり方が気になって話し合ってみました。


曽「A、ちょっと来て」
A「え?」

曽「今の会話を聞いていて感じたことがあったんだけど、伝えても良い?」
A「うん」

曽「今さあ、偏差値○○だぞって言っていたでしょ?それ自体は、りょうた先生聞いていて、素直に凄いなあって感じたんだよ。それだけ努力してきているんだなって。それはAの強みであり、武器だと思うんだ。その上で感じたのがさ~、Aは、その武器をどう使いたいの?」

A「え?どう使う?どう生かすってこと」


曽「そうそう。良く分かったね。りょうた先生が見ていて感じたのは、Aは今、その武器を自分が威張るために使っているように感じるんだ。Aは、周りに威張るために、その武器を使いたいと思っているの?」
A「いや、それは違う」


曽「なるほど。違うんだね。じゃあ、今は勿体ない使い方をしているね。だとしたら、今みんなで話し合っている場で、Aは使い方をしたい?」
A「なるほど、、、判断力?」


曽「ほうほう。いいね。他には?」
A「考える力?」


曽「おお、いいじゃん。どう、何かイメージできた?」
A「うん!」

そう言って、またグループに戻っていきました。少しだけ生き生きとした表情に変わった彼は、きっと何かを掴んだんだと思います。

「のあそび」の中で、僕が一番大切にしているのは、こういうことなのです。

人と共に生きるために、どんな考え方が必要で、どんな関わり方をしていけば、自分らしく生きられるようになるか。

いわば人間力を身につけるための体験だと思っています。

ちなみに、その後の彼の行動は、少し笑えてしまいました。

「ねえねえ!ちょっと思ったんだけど、もしものときのことも考えようよ!電車が止まったらどうしよう」

なるほど。そうきたか!と(笑)


でも、きっと必死に考えたんでしょうね。ナイスチャレンジです(笑)

さて、そんなこんなで、なんとか全チーム無事に来月の行き先が決まりました。

赤チーム:奈良県
青チーム:滋賀県
緑チーム:静岡県

子どもたちにも伝えましたが、たくさんハプニングが起こってくれると嬉しいですね✨

いよいよ、来月はオリジナル旅に出発
次回もお楽しみに!

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