「失敗からはじまる冒険」
― のあそび冒険教室(シロクマクラス)11月 ―
11月のシロクマクラスは、あいにくの雨。
けれど、そんな日こそ「冒険のチャンス」です。
今回は“雨プログラム”として、【豚汁づくりミッション】に挑戦しました。
🔥 ミッション:豚汁を自分たちの力でつくれ!
グループごとに具材を考え、限られた予算の中でスーパーへ買い出し。
出汁は煮干しから取り、お米はお鍋で炊きます。
ただし、ルールはひとつ――
「作り方は一切教えない」。
出汁の取り方だけ少しレクチャーをしたら、あとはすべて子どもたちに任せます。
お鍋の蓋も、身の回りにあるもので自作。
「しっかり作らないとお米が炊けないよ〜」とだけヒントを出して、あとは見守るだけです。


🤔 “失敗要素だらけ”の挑戦
一般的な大人の目線から見ると、ハラハラしますよね。
「そんなに教えなくて大丈夫?」
「焦がしたり、味が薄かったらどうするの?」
でも、それでいいんです。
むしろ、それがいいんです。
料理教室のように、美味しい料理の作り方を教えたいわけではありません。
自分たちで感がること、そして人と共に創ること。
それを実際に考えながら取り組んでいく。
それが“のあそび流”の本質。
私たちが大切にしているのは、
「うまく作ること」ではなく、
「自分で考えて失敗すること」。


🍳 正解がないプログラム
野菜の切り方はチームによってバラバラ。
にんじんを大きく切るチームもあれば、細かく刻むチームも。
お肉をしっかり炒める子もいれば、煮込みすぎて崩す子も。
同じ「豚汁づくり」という活動なのに、
完成するまでのプロセスも、結果の味もまるで違います。
けれど、そこにこそ大きな学びがあります。
「出汁って何だろう?」
「どうやったら味が出るんだろう?」
そんな“問い”が自然と生まれる時間。
別に出汁の取り方を学んでほしいわけではないんですけどね(笑)
あくまで失敗や疑問が生まれる仕掛けづくりです。
そんな風に体験の中で、考える時間を子どもたちは手にしています。
🌈 そして結果は…
お米を焦がしたチームもあれば、
蓋なしでも見事に炊き上げたチームも。
出汁を取ってつくった豚汁は――
なんと全チーム「思った以上に美味しい」仕上がりに!
想像以上の完成度に、こちらがびっくりするほどでした。
(もっと失敗しても良かったんですが…笑)
たぶん、子どもたちの“経験値”が少しずつ上がっているのでしょう。
以前より、試行錯誤の勘どころをつかんでいるように見えました。

💡「うまくいかない」が、いちばんの学び
EDUCAMPでは、“失敗する権利”を大切にしています。
それは、うまくいかないことを責めない文化。
そして、そこから考え、立て直す力を育てる場。
「できなかった」を恐れずに挑戦できること。
その経験の積み重ねが、子どもたちを少しずつ強くしていきます。
たとえ焦げたご飯でも、
煮干しが浮いた豚汁でも、
その一杯には“自分で考えた証”が詰まっている。
雨の日の教室に立ちのぼった豚汁の香りの中で、
子どもたちは今日も小さな「失敗の冒険」を続けていました。
そして思うのです。
「失敗って、やっぱり最高の学びだな」と。
まさに、「冒険が人を育てる」ですね!

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